ワクチン・予防接種

ワクチン(予防接種)の役割・目的

ワクチンを接種する大切な目的があります。
1.自分が疾患にかからないようにするため
2.もしかかっても症状を軽い状態ですむため
3.自分の周りの人にうつさないため
お子さんがワクチンを受けずにいた場合、自身が感染する可能性がありますし、兄弟(姉妹)やお腹の中にいる赤ちゃん、友達などにうつす可能性もあります。そのためワクチンを接種することは「個人防衛」でもあると同時に「社会防衛」にもなるので大切な人を守るためにもワクチンを接種することを小児科学会も推奨しています。

現代社会では、健康を損なわないために予防の大切さも徐々に理解されていて、予防に関する意識が高まっています。予防接種となると頭に思い浮かべるのはインフルエンザではないでしょうか。しかし、それ以外にも予防接種(ワクチン)があります。そしてそれは子供だけではありません。若者や成人、高齢者にも必要な予防接種はあります。
もちろん、ワクチンを接種していない状態でも病気にかからず成人になるという方も増えています。
乳幼児から大人(成人)、高齢者までの全員が適切にワクチンを接種して必要な免疫をつけていくことが大切なのです。

定期接種と任意接種のワクチン

子供の場合は、ワクチンの種類が多いため、ある程度スケジュールを決めて適切に接種していく必要があります。「スケジュールがいまいちわからない」、「同時接種等について詳しく聞きたい」という場合は、ご相談いただければ説明いたします。診療時間中に相談を受けていただくことは可能です。定期接種は、事前に予約をしていただく必要があります。子供は「火曜日」と「金曜日」のみの接種になりますが、時間の予約もできます。任意接種は毎日接種していますが、事前予約をお願いしています。

ワクチンの「同時接種」という言葉を耳にするかもしれませんが、「同時接種」は2種類以上のワクチンを通院1回で接種するということです。単独で接種した時と効果や安全性は変わりありませんのでご安心ください。免疫力が弱い小さな子供は様々な感染症にかかりますし、その中にも重い病気も多くあります。
日本で接種することができる新しいワクチンが増えてきており、ワクチンで防げる病気も増えてきました。
小児用肺炎球菌、ヒブ、四種混合(DPT-IPV)ワクチン、ロタウイルスのように0歳の早い時期に接種するワクチンは、2~3回接種しないと免疫が確実にできません。
ワクチンを1種類ずつ接種することもできますが、全てに免疫ができるまでに時間がかかってしまいます。
保護者の方やお子さんが予防接種するために頻回に通院することは大変な負担にもなりえます。
安全性も単独接種と変わらないのであれば、複数ワクチンの同時接種をお勧めしています。

市区町村が主体となって予防接種には実施する「定期接種」と希望者が各自で受ける「任意接種」があります。名古屋市(中川区)は予防接種についてHPでも出しています。
下記は当クリニックで接種できるワクチンです。

種類 ワクチン名・費用 予防できる感染症 回数
定期接種 Hib(ヒブ)ワクチン Hib(ヒブ)感染症(細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎等) 1~4回
小児用肺炎球菌ワクチン 小児の肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎等) 1~4回
四種混合ワクチン(DPT-IPV) ジフテリア、百日せき、破傷風、不活性ポリオ混合 計4回
不活性化ポリオ ポリオ(小児まひ、急性灰白脊髄炎) 4回
MR(麻しん風しん混合) 麻しん、風しん 原則2回
水痘(みずぼうそう) 水痘(みずぼうそう) 2回
日本脳炎ワクチン 日本脳炎 計4回
二種混合ワクチン(DT) ジフテリア、破傷風 1回
B型肝炎ワクチン
※平成28年4月以降生まれのお子さんは公費で接種できます。
B型肝炎 3回
B型肝炎ワクチン 4,500円 B型肝炎 3回
任意接種 ロタウイルスワクチン 13,000円 感染性胃腸炎(ロタウイルス) 2~3回
おたふくかぜワクチン 4,500円 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 1回
インフルエンザワクチン(お問い合わせください) インフルエンザ 毎年2回 毎年1回

※いずれも税込みの費用です。
※予防接種についてのご不明点は、お気軽に受診の際にドクターにご相談ください。

予防接種の際にご持参いただくもの

  • 保険証、各種受給者証(公費医療受給者証、医療券等)
    保険証等の提示がない場合は原則診療費を自費負担とさせていただきます。
  • 診察券
    診察・検査等を行う際に必要となります。来院時には必ずご持参ください。
  • 母子健康手帳
    検診や予防接種、成長状況の記録を確認させていただきます。
    ※当日持参されなかった場合、予防接種が受けられません。

高齢者肺炎球菌予防接種について

日本人の死因の3位を占め、65歳以上では年間約10万人が肺炎によって命を失っています。
高齢者の肺炎の原因の中で重症化しやすく、最も多いのは肺炎球菌です。
そのため平成26年10月1日から高齢者の拝見球菌の予防接種が定期予防接種となりました。
一度打ってしまえば終わりというわけではありません。効果の持続期間には個人差がありますが、健康成人であれば少なくとも5年以上は効果が持続するといわれています。

<肺炎にかかりやすく重症化しやすい予防接種をお勧めする方>
・糖尿病
・腎臓病
等、他の持病等により免疫力が低下している方。

<予防接種の概要>
名古屋市では、定期接種として、高齢者肺炎球菌に加え、独自に定期予防接種の対象年齢に該当しない65歳以上の方にも接種費用に対して助成を行っています。

1. 昭和27年4月1日以前のお生まれの方
2. 60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、HIVによる免疫機能障害があり、その程度が身体障害者手帳1級相当である方

※上記1・2のいずれかに該当する場合は、自己負担金4,000円で接種を受けることができます。

<ご注意ください>
過去に接種を受けたことがある方は対象となりません。

種類 ワクチン名・費用 予防できる感染症 回数
定期接種 高齢者肺炎球菌 4,000円 肺炎球菌感染症 (細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎等) 1~4回
<定期予防接種として、助成を名古屋市から受けることができる対象者の要件>
※以下の①~③の要件を全て満たす必要があります。
①名古屋市に住民登録がある方
②次の(ア)または(イ)のいずれかに該当する方
(ア)今年度に65、70、75、80、85、90、95、100歳となる方
(イ)60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、HIVによる免疫機能障害があり、その程度が身体障害者手帳1級相当である方(該当する障害があることがわかる、身体障害者手帳の写し又は診断書が必要です。)
③これまでに高齢者肺炎球菌の予防接種を受けたことがない方

<任意予防接種の助成対象年齢>
・満65歳以上で定期予防接種の対象年齢ではない方

治療用カレンダー
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