名古屋市中川区の増森クリニック l 泌尿器科・皮膚科・内科・小児科・耳鼻咽喉科
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ロタウイルス胃腸炎
ロタウイルス胃腸炎は、先進国、発展途上国に関わらず、ほぼすべての子供が5歳までにロタウイルスに感染し急性胃腸炎を引き起こす感染症です。
ロタウイルスは、非常に感染力が強く、感染すると重症化しやすいと言われている時期があり、生後6ヶ月~2歳未満が該当年齢になります。
感染しやすい年齢は、乳幼児(特に1歳児)に多いです。しかし、年齢が上がるにつれて徐々に感染する子供の数は減っていきます。
ロタウイルスに感染すると、脱水などの症状が原因で入院治療が必要となることもありますが、就学前(6歳以下)の乳幼児がほとんどで、入院治療が必要になるのは、2歳未満児(ただし、3か月以上)です。
成人になってもロタウイルスに感染することはありますが、症状が軽くすんだり、発症することなく終わる場合が多いです。治った後の免疫としては不完全なものとなり、再度感染することもありますが、二度目の感染に関しては重症化することありません。
今までは12月~1月に流行し、冬季下痢症と呼ばれていましたが、日本での近年の流行のピークとなっているのは、2月~4月です。11月~1月(初冬)にノロウイルス感染症が流行し、それと入れ替わるようにロタウイルスが流行します。
ロタウイルスは、非常に感染力が強く、感染すると重症化しやすいと言われている時期があり、生後6ヶ月~2歳未満が該当年齢になります。
感染しやすい年齢は、乳幼児(特に1歳児)に多いです。しかし、年齢が上がるにつれて徐々に感染する子供の数は減っていきます。
ロタウイルスに感染すると、脱水などの症状が原因で入院治療が必要となることもありますが、就学前(6歳以下)の乳幼児がほとんどで、入院治療が必要になるのは、2歳未満児(ただし、3か月以上)です。
成人になってもロタウイルスに感染することはありますが、症状が軽くすんだり、発症することなく終わる場合が多いです。治った後の免疫としては不完全なものとなり、再度感染することもありますが、二度目の感染に関しては重症化することありません。
今までは12月~1月に流行し、冬季下痢症と呼ばれていましたが、日本での近年の流行のピークとなっているのは、2月~4月です。11月~1月(初冬)にノロウイルス感染症が流行し、それと入れ替わるようにロタウイルスが流行します。
- ロタウイルス胃腸炎の特徴
- 流行時期は、2月~3月
- 乳幼児をはじめ5歳までの子供のほとんどが感染する
- ロタウイルスの特徴
- 感染力が非常に強い
- 一度感染しても再度感染するが、二度目では重症化することはない
- 高温やアルコール消毒液に対する抵抗力がある
症状・原因
ロタウイルス胃腸炎になる原因は、ロタウイルスが体内に入ったことで感染します。ロタウイルスに感染すると、現れる主な症状として- 激しい嘔吐
- 水様性の大量の下痢(泥性の場合もあり)
- 便の色が白い
- 39℃以上の発熱
症状として下痢があり、大量の水様性の下痢であるため脱水症状に陥りやすくなるので注意が必要になります。
ロタウイルス感染症は、潜伏期間があり、1~3日間の潜伏期間の後症状が現れます。発症して2~7日間で通常であれば症状は治まります。
ただし、稀に痙攣(けいれん)や脳症を合併症として引き起こすこともあるので注意が必要です。
治療法
ロタウイルス胃腸炎に対する特異的な抗ウイルス療法はありません。治療としては、下痢や嘔吐が原因でなる脱水症状を防ぐことが中心になります。重症度によっては、脱水症状がひどく、輸液(点滴)が必要となる場合が多く、入院治療が必要になることもあります。
ロタウイルス胃腸炎にかかる多くは子供(乳幼児から5歳まで)ということもあり、抵抗力が弱いため脱水症状になりやすいです。症状が少し落ち着いたら、少しずつでよいので水分補給を随時行ってください。
場合によっては、薬物療法として下痢に対して乳酸菌製剤などの整腸薬を用いることもあります。下痢がひどいからといって、強い下痢止めを使用するとウイルスが腸内に留まってしまい、治りが遅くなるので注意が必要です。
さらに、嘔吐も症状としてあるので、嘔吐物で気管を塞いでしまい、窒息する恐れもあります。ロタウイルス胃腸炎になった際にはよく状態を観察して放置しないようにしましょう。
ご注意いただきたいこと
ロタウイルスは潜伏期間(1~3日間)があるので、- 子供が帰宅した時
- トイレの後
- 食事・おやつの前
また、手を洗った後拭くタオルは何度も使用すると汚染され、感染源となるので、頻繁にタオルは変えましょう。
汚物処理の方法および注意していただきたいポイント
ロタウイルス胃腸炎になると、症状として嘔吐や下痢があるので、汚物(嘔吐物・排泄物)を処理しなければならないことがあります。その際にご注意いただきたいのは、汚物(嘔吐物・排泄物)にロタウイルスが混ざって大量に排出されている可能性があります。
感染拡大を防ぐためにも「すばやく」「適切」に処理を行いましょう。
- 汚物処理時のポイント
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- 汚物(嘔吐物・排泄物)を乾燥させない
- できるだけすばやく適切に処理する
- 手袋(使い捨て)、マスク、ガウン(エプロン)、くつカバーなどを着用して処理にあたる
- 汚物を処理する人以外は、汚物に近づかない
- 効果のある殺菌剤を使用する
- 換気を十分に行う
- 広範囲の床や壁を洗浄する(ウイルスは広く飛散し、さらに高く舞い上がるため)
- 処理後には必ず「手洗いを2度」行い、「うがいをする」
- 衣類洗濯時のポイント
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- 衣類をすぐに洗えない時はビニール袋に入れ、汚染を周囲に広げないようにする
- 下洗いをする
衣類に付着した汚物中のウイルスを飛散させないようにした後、洗剤を入れた水の中でもみ洗いをします。その際に水しぶきを吸い込まないように注意しましょう。 - リネン類の消毒を行う
0.02%塩素系漂白剤調整液が有効です。 - 洗濯の際に使用した場所を清浄する
下洗いから洗濯機まで洗濯を行なった場所全てを0.02%塩素系漂白剤調整液で消毒しましょう。さらに消毒後、洗剤を使って清掃を行ないましょう。