鼻中隔彎曲症

症状

鼻中隔とは、鼻腔を左右に分ける仕切りの役割の部分で、骨や軟骨で構成されています。
構成している骨や軟骨が左右どちらかに彎曲(わんきょく)したり、突出したりすることを「鼻中隔彎曲症」といいます。
鼻中隔彎曲症は、鼻組織の内部にある鼻中隔が曲がっているため、外見上で鼻筋が曲がっている状態というわけではありません。

彎曲している(曲がっている)ため、鼻腔内の空気の往来が悪くなり、症状として、鼻づまり(鼻閉)、鼻出血、偏頭痛、いびきなどが起こります。
また、副鼻腔炎(蓄膿症)、嗅覚障害、耳管機能障害といった隣接する器官への影響も挙げられます。

鼻の骨や軟骨の成長に伴い、脳とあごの骨の上下からの圧迫により鼻中隔が彎曲すると考えられています。そのため、大人に多い病気ともいえます。

治療法

一般的にはCTやレントゲンなどで彎曲の程度を判断した上で、改善が必要だと診断した場合は手術治療を行います。
当院においては、治療が必要と判断した場合は手術を行う病院をご紹介させていただきます。
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