名古屋市中川区の増森クリニック l 泌尿器科・皮膚科・内科・小児科・耳鼻咽喉科
名古屋市中川区の増森クリニック
泌尿器科・皮膚科・内科・小児科・耳鼻咽喉科
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【休診日】水曜・日曜・祝日 ☆午後14:00~16:00
受付終了時間…午前/12:00、午後/19:00まで
血尿
症状
オシッコ(尿)に血が混ざって出てくる状態です。
尿をした際に血液が一緒に出てきているので赤く、肉眼で見て明らかに血が混ざっているとわかります。
また、血尿には、肉眼で見てわかる血尿の他に、尿検査をしてはじめてわかる血尿があります。
血尿は、体に起きている異常の赤信号です。尿をつくる臓器の腎臓、尿を一時的にためる場所である膀胱(ぼうこう)、尿が通る道である尿道や尿管などに潜んでいる病気からの出血が尿とともに出てきます。
さらに、血尿は出方が違う場合があります。「尿の出始めだけ血尿の場合」、「尿をしていて最後のほうだけ血尿の場合」、「尿をし始めて最後までずっと血尿の場合」の3つがあります。場合によって、だいたいのどこに病気があるのか判断をするヒントになりますので、もし血尿が出た際には、注意して見ていただき、受診した時に医師にお伝えください。
尿をした際に血液が一緒に出てきているので赤く、肉眼で見て明らかに血が混ざっているとわかります。
また、血尿には、肉眼で見てわかる血尿の他に、尿検査をしてはじめてわかる血尿があります。
血尿は、体に起きている異常の赤信号です。尿をつくる臓器の腎臓、尿を一時的にためる場所である膀胱(ぼうこう)、尿が通る道である尿道や尿管などに潜んでいる病気からの出血が尿とともに出てきます。
さらに、血尿は出方が違う場合があります。「尿の出始めだけ血尿の場合」、「尿をしていて最後のほうだけ血尿の場合」、「尿をし始めて最後までずっと血尿の場合」の3つがあります。場合によって、だいたいのどこに病気があるのか判断をするヒントになりますので、もし血尿が出た際には、注意して見ていただき、受診した時に医師にお伝えください。
原因
血尿の原因となる病気はいくつかあります。まず、目で見て血尿とわかった時は、重大な病気が潜んでいる可能性があります。
この場合、症状がないことが多いですが、泌尿器科など専門の診療科目の病院を受診し、精密検査を行ってもらうことをお勧めします。
- 脇腹(背中の左右脇近く)が痛み、血尿が出た場合⇒尿路結石の可能性があります。
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腎臓の中でできた結石が腎臓から尿管、尿道、膀胱という尿の通り道に出た時に痛みを感じます。
結石が尿管に移動した際に尿管の壁を傷つけてしまい出血したことで血尿になります。
- 血尿が出た時、もしくは出た後に膀胱や尿道近くに痛みを感じた場合⇒急性膀胱炎もしくは前立腺炎が考えられます。
- 大腸菌(だいちょうきん)や細菌・ウイルスなどが原因となって、膀胱や前立腺が炎症を起こし、充血したことによって生じる出血から起きている可能性があります。
- 特に症状や痛みがなく突然血尿が出た場合⇒腎臓がんや膀胱がんが疑われます。
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腎臓がんに関しては、現在ではまだ原因が解明されていません。
原因として挙げられているのは、遺伝であったり、喫煙、肥満、高脂肪の食事などと言われています。
膀胱がんの初期症状として最も多い症状が血尿です。膀胱炎と違って、痛みがなく、数日経った時に突然血尿が止まってしまう場合がありますが、治ったわけではありませんので、痛みや症状がない血尿が出た場合には、早めに泌尿器科を受診してください。
この場合、症状がないことが多いですが、泌尿器科など専門の診療科目の病院を受診し、精密検査を行ってもらうことをお勧めします。
治療法
血尿に関しては、各症状によって別の病気が考えられるので、治療法もそれぞれの病気に合わせたものをお伝えいたします。
- 尿路結石の場合
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できた結石の大きさにもよりますが、およそ1センチ以下の大きさであれば、鎮痛剤で痛みを和らげながら自然排出するまで様子を見ます。
これを保存療法と言いますが、水をできるだけたくさん飲んでもらい、尿量を増やすようにします。
結石の大きさがおよそ1センチ以上の場合には、自然に排出される可能性が低くなりますので、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)という治療を行います。
漢字をご覧になるとおわかりになるかもしれませんが、体と外から衝撃波を結石に向けて当て結石を砕いてしまうという方法です。
1回であまり効果がない場合には、複数回実施することで効果を得ることができます。
最近では、切開手術をして結石を取り除くということはほとんどなくなりました。
- 膀胱炎の場合
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症状が軽い場合には、水を大量に飲んで尿量を増やすことで自然に治癒する場合があります。
症状が重い場合には、適切な抗生物質を服用します。抗生物質を服用し始めてから2~3日程度で治ることが多いですが、念のために4~7日間分の抗生物質を処方することがあります。
症状が治まった場合でも、確実に治っているのかどうかを確認するためにも症状が治まったら一度尿検査を受けてください。
ご自身での「治った!」という判断は症状が再発する可能性がありますので、症状が治まりましたら一度必ず受診してください。
また、膀胱炎は再発することもありますが、再発を繰り返すようであれば別の病気の可能性が疑われますので、原因は何かをはっきりとするためにも詳しく調べることが重要になってきます。
- 前立腺炎の場合
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主な原因が細菌やウイルスなどによる感染なので、適切な抗生物質を処方します。
短期間の薬剤治療で入院する必要なく完治することができます。
しかし、発熱や尿道閉塞を伴う際には入院治療が必要になってきますので、ご注意ください。また、症状によっては、長期の治療が必要になってくることもあります。
- 腎臓がん、膀胱がんの場合
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腎臓がんの場合、治療法としては、腎臓の一部を取り除いたり、腎臓の全部を摘出する手術を行う場合が多いです。
これは、がんの大きさや患者様の状態、希望などにより決定します。
膀胱がんの場合、治療法としては、がんの部分だけを摘出する手術と膀胱を全部摘出する手術があります。
その他にも、がん治療でよく耳にする放射線療法や抗がん剤による化学療法があります。
がんの状態によって治療法は異なりますので、詳しく検査をして治療方法を決定することが必要になってきます。