ニキビには、様々な種類のものがあります（赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビ等）。
状態によっても異なりますし、呼び方も違います。
さらに言えば、「思春期ニキビ」と言われる、思春期にできるニキビと、思春期を過ぎてから（20代以降）にできる「大人ニキビ」があります。

症状・原因

思春期にできるニキビは、男性ホルモンの影響によるもので、思春期には男性ホルモンの分泌が活発になることと、ストレス等が原因で過剰になります。
その影響で皮脂（毛穴からでる脂肪成分）が多く分泌されることで、毛穴がつまり、アクネ菌（ニキビ菌）が増殖することによって炎症を起こします。

ニキビの原因となるものを以下に挙げます。

• 偏った食生活・不規則な食生活
• 便秘
• 睡眠不足
• 紫外線
• 過度なストレス
• 適切でないスキンケア
• 飲酒
• 喫煙
• 化粧品

また、ニキビができやすい場所もあります。
皆さんもよく耳にしたことがあるTゾーンと呼ばれている場所（眉毛から眉間、鼻筋）は、その1つです。
他にも、額、顎（あご）、頬（ほほ）、口周り、背中、首、胸といったところも、ニキビはできます。
手足には、ニキビはできません。毛穴に皮脂が貯まりにくい場所にはニキビはできにくいです。

治療法

ニキビは、日常から気をつけていけば予防することもできます。
しかし、ニキビにも早めに治療した方がいいニキビ（赤ニキビ：痕（あと）がのこる可能性がある）と進行の具合によっては、赤ニキビになる可能性があること、見た目の観点から治療が望ましい、白ニキビと黒ニキビがあります。
治療方法としては、「投薬療法」と「処置療法」があります。

投薬療法

• 外用レチノイド
  塗り薬。毛穴のつまりを取り除く
• 抗菌剤
  炎症を起こしたニキビに使用。飲み薬と塗り薬があり、症状によって処方
• イオウ製剤
  ニキビに直接塗り、毛穴に詰まった角質を取り除き、開きやすくする。
  炎症のない初期のニキビに効果がある。

処置療法

• 面ぼう圧出
  毛穴からつまっている皮脂や角質などを専用の器具で取り除く。